|
■多治見ってどんな町?
岐阜県多治見市は古くから焼き物を作り続け、現在は日本全国の陶磁器生産シェアの約50%を占める、世界に類を見ない陶磁器の大生産地です。
多治見市をはじめとした東濃西部地域を産地とする「美濃焼」は、和洋飲食器からインテリア用品やタイルまであらゆる製品を作り出し、その多様性を特色としています。
産業陶磁器というイメージの強い美濃焼ですが、安土桃山時代には志野や織部が焼かれ、今もその造形美は人々を魅了し、またそれを作り出した精神は社会を変革する斬新な発想として見直されています。
また、1986年から実施している国際陶磁器展美濃は、回を重ねるごとにその充実度を増し、今では世界最大の陶磁器コンペとして認知されています。2002年には岐阜県現代陶芸美術館もオープンし、多治見市は陶芸や陶磁器デザインにおける産業・文化の国際的中心地となりつつあります。
■多治見市陶磁器意匠研究所と研修課程
こうした陶磁器の町、多治見市に1959年に設立された多治見市陶磁器意匠研究所は地元陶磁器産業の振興を目的とした多治見市立の試験研究機関です。設立以来、充実した研修課程(人材育成事業)を開設しており、やきものを学ぶ学校としても広く知られています。
研修課程には日本全国から応募があり、土練りから成形技術、デザイン、企画の手法や陶磁器釉薬の知識まで広くその技術と知識を学び、明るい雰囲気の中、陶磁器の明日と自らの将来を真剣に考える研修期間を過ごしています。卒業生は今年度まで786人にのぼり、数多くの卒業生が陶磁器デザイナーやクラフトマン、陶芸家として活躍しています。
豊かな感性を持った多くの若者たちが焼き物を通して集い生活することは、多治見市における新しいまちづくりのエネルギーにもなります。陶芸、陶磁器デザインに興味を持ったみなさんが、新たな産業・文化の創造者としてここ多治見で学び、活躍されることを期待しています。
|